TOEICは大学生がメインで勉強している資格だと思います。
就活で履歴書に書けて見栄えがする資格の1つですもんね。
こちらは実際に大学生の方が、短期間でスコアを倍近くに伸ばした勉強法です。
ではそれ以外の方には必要ないでしょうか?
いえいえ、転職を考えている人にも有効な資格だと思います。
今回は時間がなかなかなくても、目標を定めて実際にスコアを伸ばした人の事例を紹介ます。
しかも、この方は主婦さんで、家事をこなしながらもTOEICスコアを800以上獲得されました。
ではぜひ読んでみてくださいませ。
目次
自己紹介
主婦のニコです。男の子2人のママをしています。
TOEICは大学生の時に受験たのが最初です。
その後は就職・結婚・出産と様々なライフステージがあり、再受験しようという気持ちになることはありませんでした。
しかし、上の子が1歳を過ぎた頃に少し余裕が出来てきて何かやりたいと感じ、もともと英語が好きだったこともありTOEICに挑戦することにしました。
初めて受けたTOEICのスコア
660点前後でした。初めての割になかなかの高得点が取れました。
はじめて受けたのはおそらく10年以上前、大学に入学してすぐのことでした。
大学の英語のクラス分けの参考にするために学部生全員が受験させられました。
大学受験の際に勉強した記憶を頼りに、必死で解答欄を埋めたことを覚えています(-_-;)
中学高校と英語は得意だったのですが、リーディングに対してリスニングが全然できていなくて凄くショックを受けました。。。
800を超えたスコア分布表
リスニングもリーディングも同程度のスコアです。
800を超える勉強法
TOEIC受験の3か月前に勉強を開始しました。
息子がお昼寝をしている間と夜寝た後、合わせて2時間~3時間弱が一日の勉強時間でした。
勉強法ですが、まず自分の強み・弱みを知ることが大切だと考えました。
単純に考えたら、弱みをなくせば点数は上がりますよね!
私の場合は、明らかにリスニングが弱みでした。
リスニングの勉強法
日本の学校の授業だとリスニングをほとんどやりませんよね?
英会話スクールや塾などに通った経験もなく、学校の勉強のみで成長してきたため、リスニングをどのように勉強したら良いかわかりませんでした。
そんな私が実践した3つの方法をご紹介します。
①ディクテーション
ディクテーションとは、一言でいうと英文の書き取りです。
音声を聞きながら自分の聞こえた通りに英文を書き取ります。
単語がわからなければ初めはカタカナで書き取っても良いし、一回で書き取ることが難しければ何回か同じ音声を聞いても良いと思います。
私も、はじめは全然書き取れなくて凄く焦りましたが、そのうち何度か聞けばほぼ書き取れるようになりました。
シャドーイングとは、音声の後に続いて、追いかけるようにリピートすることです。
ポイントは聞こえた通りに発話すること。
自分で発音できない音は聞き取れないと言われています。
シャドーイングで聞こえた通りに発話して、正しい発音を身に着けることで、リスニング力をアップさせることができます。
③とにかく毎日英語を聞く
家事や育児で忙しく、テキストを見たり机に向かって勉強したりする時間がとれないことも多々ありました。
そんな時にはTOEICのリスニング音声を流して置いたり、幼児向けの英語教材のサンプルで頂いた英語のDVDやCDを流したりして、毎日少しでも多く英語に触れるようにしていました。
この時、なるべく、ただ聞き流すのではなく、何を言っているのか考えながら聞くように心がけました。
以上の方法をまとめると、まずTOEICの過去問を解きます。
次にTOEICの問題のディクテーションやシャドーイングを行います。
それ以外にも日常的になるべく英語を聞くように心がけるという勉強法で勉強しました。
そしてリスニングのコツとしては、音声を聞く前に解答の選択肢にざっと目を通しておくことです。
選択肢に目を通すことで、これから流れる音声の内容をなんとなく想像することができ、聞き取りやすくなります。
リーディングの勉強
まずPart5・Part6の対策です。
文法問題が多いため、文法と単語を中心に勉強しました。
①文法
私は正直もともと文法が得意だったので文法書等は使用せず、ひたすらTOEICの過去問を解きました。
その際に大切なことは文章を読むときに文型を意識することです。
何が主語(S)で何が述語(V)で何が目的語(O)なのか、これを意識することで問題文の空欄に入る単語を選別しやすくなります。
例えば、主語や目的語になれるのは名詞のみです(名詞句・名詞節を含みます)。
空欄に入るのが主語や目的語ならば答えは名詞になります。このように文法にはいくつかのルールがあるので、問題を解きながらそのルールを把握していくことが大切です。
②単語
また、単語にも品詞を区別するための目安がいくつか存在します。
例えば語尾にlyがつくと副詞の可能性が高い、等です(接尾語と呼びます)。
もちろん例外もあり、100%副詞ということはないのですが、この目安をたくさん知っていれば単語の意味がわからなくても品詞を見分けやすくなります。
問題を解いていてわからない単語があった時には、意味を調べるだけでなく接頭語・接尾語も併せてチェックしていきました。
上記の学習を組み合わせることでPart5・part6の対策としました。
Part7は時間との勝負です!
長文なので全て読んでいると時間が足りなくなる恐れがあります。
長文を読み始める前に、問題とその選択肢にざっと目を通すことがコツです。
文章は全て読み込む必要はありません。
最初と最後の数行だけしっかり読み、何についての文章かを把握したら、その後は流し読みで、問題の内容と関係ありそうなところだけしっかり読めば大丈夫です。
また、文章を読む際に、わからない単語があって文の内容が想像しにくい時ってあります。
私は、その単語が副詞や形容詞の場合にはある程度スルーしました。名詞や動詞の場合には単語をsomethingやdoなどに置き換えて読み進めました。
以上が私の勉強方法です。
TOEICは時間との勝負でもあるので、試験の時にはわからない単語や問題に時間を割くよりも、わかる問題で確実に点数を稼ぐということを心がけました。
大事なことは、一日に長時間勉強するよりも、短時間でも良いから毎日続けることです。
おすすめ教材・アプリ
私が使用したのはTOEIC公式過去問題集のみです。
直近のものを一冊購入して、最終的に答えを覚えるくらいまで、ひたすらそれをやりこみました。
勉強時間が限られていたので、この一冊しかやりませんでした。
TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編/EducationalTestingService【1000円以上送料無料】
モチベーション維持の方法
私はもともと英語が好きだった上に、久しぶりの勉強が新鮮だったため、楽しく学習を進めることができました。
正直、育児の息抜きに勉強している感じでした(笑)
長い期間ずっと勉強を続けていたわけではなくて、TOEIC試験前の3か月という短期間の勉強だったこともあり、中だるみ等もなく集中して取り組むことができました。
アドバイスになるかわかりませんが、まずは英語を好きになってみましょう。
例えば英語が話せて外国人と交流している自分、かっこいい!という将来の想像をすることによって、英語の勉強が好きになるかもしれません(笑)。
苦手意識のまま勉強しても辛いだけだと思います。
今後英語をどうやって生かしていきたいのか
今後はTOEICのための勉強ではなくて、英会話を学習したいと考えています。
TOEICで高得点を取れたことによって、求人でTOEIC800点以上という条件を定めている会社にもチャレンジすることができるようになりました。
しかし募集企業は、TOEIC800点なら英語が話せるだろうと思っている可能性が高いです。
残念ながら私は、英会話は苦手なので、今後は英会話のスキルを身に着け、自信を持って上記のような求人にも応募できるようになりたいです。
まとめ
TOEICに挑戦したくても学習方法がわからなかったり、そもそも勉強する時間がなかったりして、なかなか挑戦することができない人もいるかと思います。
私の経験が少しでもそのような人々の助けになれば幸いです。
以上です。
どうだったでしょうか?
とても参考になる部分も多かったのではないでしょうか。
時間がないという制約の中では、限られた勉強法を集中的にすることによってスコアは伸ばせます。
一度では高得点は難しいですが、受けたスコアから浮かび上がる自分のTOEIC力を冷静に見極めた勉強方法をしてみましょう!
▼関連記事▼